今日は、「参加するまちづくり」伊藤雅春著 OM出版を読んだ。
この本は、ワークショップ手法について、色々と記載がある。
これからの時代、ワークショップ手法は、欠かせないものとなろう。これは、単なる「住民意見を聴く」という、行政の勝手な解釈だけではないと考える。
やはり、かつてイギリスの政治学者ブライスが述べたとおり、「地方自治は民主主義の学校である」という観点から、ワークショップは、まさに住民にとって、「学校」となるのだろう。
この本の中で面白いと感じたのは、「デザイン・ランゲージ」という考え方である。
施設の設計プロセスにおいて、はじめに「図面ありき」でなく、自由にイメージを語らせ、物語のように表現していく手法は、まさに、「本当に居心地の良い」施設づくりになろう。
デザイン・ゲームの提唱者ヘンリー・サノフはいう。「ワークショップは、キスと同じ」
つまり、ワークショップは、いくら考えても体験してみなければわからない。そして、一度してみると、もっと、もっとしてみたくなる。
地方分権社会へ近づくため。
この住民の意見は、今後、大いなる行政財産となることだろう。