先日も、ピータードラッカーの本を読んで感想を記した。
そのドラッカーが「ポスト資本主義」に、次のように記している。
ばらまき国家は、自由社会の基盤を侵食する。国民の代表者たる者が、票を買うために、特定の利益集団を豊かにし、国民を丸裸にする。これは市民のコンセプトに否定である。
ドラッカーという人は、企業のマネジメントのみならず、政府、病院、NPOなどにも詳しい。
この人の書を読めば読むほど、我が国が抱えている様々な問題点が、過去に指摘されていることがわかる。
マネジメントとは何か、貢献とは何か、そして社会の構造変化とは何か。今一度、ドラッカーの文献を読見直し、再認識する時代に来ている。