良書とは、長年、ベストセラーを築き上げてきた本のことを言うのだろう。
世界で一番のベストセラーと言えば、聖書であることはだれもが知っている。
しかし、ジョセフ・マーフィー著の「眠りながら巨富を得る」産能大学出版部刊は、昭和48年に初版となり、平成7年には33版となる。長く読み続けられている1冊だ。
わたくしが、ジョセフ・マーフィーと出会ったのは、もう15年以上前になる。その時の精神的な落ち込みは、相当なものであった。その後、いろいろマーフィー理論には、助けていただいた。
それが、急に、昨日の勝間氏の本を読んだ中に、神田昌典氏のことが書いてあったのを、近くの古本屋に立ち寄ったときに思い出した。
神田氏は、「非常識な成功法則」フォレスト出版を執筆された方で、勝間氏とも親交が深い。私も過去に神田氏の本を拝読したことがある。そのなかで、神田氏が当時の上司に「マーフィーの法則って本当ですか」ときいたら、「本当だよ」とかえってきたことが書かれていた。そのことが昨日、ふと蘇り、マーフィーの本が読みたくなった。
そして、速読して、内容が厚い本であったが30分ぐらいで一気に読んでしまった。上記の本を読んで感じたことは、最近の自己啓発本は、「信念を持て」と書いてあっても、なかなか急に信念を持つことがむずかしい。なおさら、ネガティブな状態では、いきなりポシティブシンキングしなさいといわれても、心がついていかないことがある。その点、この上記の本は、具体的なアファメーションともいうべき言葉がたくさん掲載されている。さすがに昭和48年ということもあり、古い表現があるかもしれないが、その点は気にせずにみると、一気に、ポシティブシンキングの世界に引き連れていってくれる。
勝間氏は、昨日の本の中で、過剰なポシティブシンキングはどうかな?みたいな記述があった。確かに一理ある。しかし、マーフィーの本は、そんなこと関係なく、読めば読むほど、ポシティブな世界に引き連れていかれる。久しぶりに読んだが、マーフィーの原書の威力を思い知らされた。いくつかの言葉を自分のものにしたい。そう思えた1冊であった。
(引用)非常識な成功法則 神田昌典著 フォレスト出版