今日は、奥野信宏著「地域は『自立』できるか」(岩波書店)を読んだ。
奥野氏は、これからの社会資本について、1有効な利用・活用、2効率的整備、3長く使うことが大事であると述べている。
また、PFIを取り上げ、第3セクターとPFIの違いは、リスク管理にある(つまり、PFIは、リスク分担と管理責任が明確化している)ことをあげている。デメリットとしては、行政に現場の技能継承者がいないことをあげている。
ただ、行政にプロフェッションが必要かという議論もしなくてはいけない。「民間にできることは民間に」の世の中だからこそ、行政職員はどうあるべきかを考えていかなければならない。現場の技能承継者は、果たして本当に必要だろうか。
これからのプロフェッションに求められるのは、コーディネート力であると感じるのは、私だけだろうか。