昨日は、地元で交通事故があった。
白バイが追跡し、断念した直後に逃走した車が軽自動車に衝突した。
軽自動車に乗っていた生後5か月の赤ちゃんが外傷性ショックで亡くなった。
目撃者の証言によると、白バイ隊員は、事故直後、近くの路肩に停車したが、下敷きになり、うめくお母さんと子どもを救助しなかった。
その様子を見かねた、近所に住む目撃者が白バイ隊員に「救助してもよろしいですか」と尋ねたところ、「お願いします」と言ったという。その間、白バイ隊員は、どこかに連絡しているようであったとのこと。
連絡が先か、人命救助が先か。その答えは、明白である。
子どもさんを失ったお母さんは、腰の骨を折る重傷だという。
加害者は、ブラジル国籍の無職の男。無免許であった。
これから、このお子さんは、どのような楽しい人生が待っていたのだろう。
お母さんは、腰の痛みを抱えながら、心にも大きな傷をおった。
せめて、事故が起きたとき、すぐに助けの手が差し伸べられていたら、と思うと胸が痛む事件であった。
亡くなられたお子さんの名前には「夢」の字がある。その夢を一瞬に砕いた加害者、そして、すぐに手を差し伸べなかった白バイ職員は、せめて一生、このことを忘れずに、償いながら人生を歩んでいってほしい。
心より、ご冥福をお祈りします。