その後、青山にて、社会保障や人口問題についての話を聞く。
日本の人口は、確実に2004年を境に減少している。
現在1億3000万人台が、50年後には9000万人を切る。
もう、この事実は、昨年度から聞かされていたが、ショッキングな数字である。
国の政策の問題なのか、それともライフスタイルの変化に伴うものなのか。
とにかく多方面から対策を講じる必要がある。
国の政策は、やはり、待機児童ゼロや経済支援の強化ではないだろうか。
あとは、家庭の孤立化に伴う子育ち、子育て支援対策も忘れていはいけない。
もう、国や地方自治体も楽観視できない。
あとは、結婚観に伴う個人意識をどのように変えていくのか。
女性のほうが結婚に対して、ドライな考えを持っていることもわかった。
また、一般的に、結婚した後の負担増にもつながると考えているようだ。
面白い数字では、結婚をした女性の40歳台にアンケートを取ったら、夫をうっとおしいと思う人の割合が高かったことである。
先進諸国に比べて、日本は、まだまだ女性の家事負担率も高い。
そのうえ、女性の社会進出も高く、男性と並んでいる。
結婚後、女性の家事負担率が先進国と比較して依然高いということは、男性として反省しなければならない。
今後は、男性の家事に対する理解を深めていかなければならない(私も含めて)。
オランダでは、男女あわせて1.5が仕事、0.5が家事という教育を受けている。この0.5は夫婦で割れば0.25となる。この考えだけを浸透させるだけでも、男性の家事に対する意識が変化するという。
この問題は、国だけの問題ではない。
個人で何ができるのか。
地域で何ができるのか。
国は何をするべきなのか。
を考え、すぐに実行していくべきであろう。
福井県では、独自の政策も行っている。
少しでも、人口が増えていかないと、たとえば社会保障の観点からみても、日本という国が危うくなる。
反省すべき点は、子育て政策は、今まさに子育て中のかたの意見を取り入れることだ。
高齢者の有識者の意見を取り入れても、今と環境が違う。
子育てしている親の孤立化(家庭の核家族化)を踏まえながら、対策を講じなければならない。
私も微力ながら、何らかの方策を考えていきたい。