昨日、今年最後の忘年会に参加した。
さすがに、今週だけで3回飲み会があり、かなりお疲れ気味・・・。だが、全部ご丁寧に2次会まで参加して、みんなと年を忘れてしまった。
昨夜は、最後、職場の先輩と環状線沿いの小さな居酒屋へ。外は、寒かったのだが、中は中々よく、仕事の話とか普段話せないようなことを話した。帰りは、タクシーが捕まらず、苦戦。寒いのに、先輩は、必死になってタクシーを探してくれた。
そこへ、1台のタクシーが、客を乗せているにもかかわらず、丁度わたくしたちの近くの交差点で止まり、いきなり私たちに向って「あと5分で来るから待ってな」と窓を開けて言い放つと、去っていった。
それから、1~2台、タクシーは通ったのだが、すべて予約済み。しかし、根気よくまっていると、例のタクシーが・・・。「ほら、5分できたでしょ。俺は、約束は守る」。結局、先輩も乗り込み、帰宅の途へ。
しかし、このドライバー、只者ではなかった。71歳現役、しかも市内売上NO1。文化的なことも学び、30年間孤児院に寄付もする。その反面、すこしエッチなところもある。
しかも、トークは止まらない。私を乗せている間にも、次の予約が立て続けに3件。そのうち、1件は断わっていた。なにせ、パワーがある。とても71歳には思えない。いや、私が71歳になったとき、このようなサービスやモチベーションが高いままでいられるのかとも酔いながら思った。
彼には、まだまだプライドがある。彼には、まだ待っているお客さんがいる。サービス業とは、「約束を守る」「お客を楽しませる」「お客を救う」「お客のために動く」など、自分でできることをすべてを注ぐことだと感じた。
いや、これは、ドラッカーの言う「貢献」ということなんだろう、とも思った。
昨日、暮れゆく2008年を思いながら、外の寒さと裏腹に、彼の温かさを感じた。