2008年12月7日日曜日

地方自治 指定管理と公共サービス

(事実)
今日は、近所の市が指定管理している交流センターに行った。
ここは、あるNPO法人に委託している。
(気づき)
そこの職員が、和室で遊んでいる小学生に対して、怒りだした。「うるさい」と。
ここでは、会議室で地元の太鼓グループが大きな音を出しているにも関わらす、それより小さい「音」を出している子供たちを怒っていた。
そのあとも、休憩するたびに、子どもたちを監視するように覗き込んでいる。
(教訓)
これらは、指定管理ということで、市の委託に当たる。
ということは、これら施設で提供されるサービスは、市のサービスである。
せっかく良い建物をつくっても、ソフト面が大事である。
指定管理を否定しているのではない。これからは、さらに地方分権が進み、このような形態が増えてくる。いや今以上に、「民間活力」や「市民の力」が重視される時代がくる(いや、もうすでに来ている)。
(宣言)
自分たちのことは、自分たちで考え、行動する。また、施設管理一つにとっても、住民らが話し合い、よりよい施設利用の仕方を考えていかなければならない。
地方自治においても、新たなステージに入っている。今までの官主導では、今の行政が持たない。そのスタイルを打破するため、「行政の解体と再生」が続いている。公共サービスは、もはや官だけものものではない。民と官との協働により、これからの新たなサービスが展開されていく。そこを住民をはじめ、官である公務員も、「委託したから大丈夫」でなく、評価し続けていく姿勢が何より問われるだろう。それが、今後の官の大事な仕事の一つではないだろうか。