(事実)
本日は、「公務員の改革力」白沢節子著 ぎょうせい出版を読んだ。
(気づき)
「答える」より、「応える」はおもしろい。
やはり、これから公務員は、「期待に応える」、「要望に応える」ことが望まれるのだろう。
また、企画力のところで、住民を巻き込んで企画をしてみたらどうかという発案があった。
確かに、事前に住民ニーズが把握できれば、それにこしたことはない。
(教訓)
今の公務員は、CS(Customer Satisfaction)を知らない人が多いと、白沢氏は言う。私は、商学部出身ということもあり、昔から知っていたが、この言葉を本当に知らない人が多いのだろうか。
現在、行政を取り巻く環境は、民間も参入しつつあり、経営センスが求められる。マーケティングは、住民サービスをする上で欠かせないものであり、マネジメントは肥大した行政組織を管理・運営する上で欠かせないものだと思う。
白沢氏も「公務員は、ビジネス書を読め」という。確かに、その点は、理解できる。ドラッカーのマネジメント論は、どちらかというと非営利組織に対しも必要だと説いている。それが証拠には、その類の本もある(この本はNPO主体だが)。
いずれにせよ、顧客である住民に対して「貢献」しない組織は、社会から消え去ることになる。それが、たとえ、公的機関であっても。そのことを自覚しないと公的機関に明日はない。
(宣言)
これからの公的機関は、ビジネス感覚が必ず必要である。行政の解体と再生が叫ばれている現代、公的機関においても、ドラッカーの言うNext Societyが既に到来しているのかもしれない。
ドラッカーは言う。「われわれはいつの間にか、モダン(近代合理主義)と呼ばれる時代から、名もない新しい時代へと移行した」
そして、こんなこともドラッカーは言う。「未来を予測するには、自ら未来を創りだすことだ」と。
新しい時代は、新しい感性が求められる。それは、従来の手法でなく、また今までの慣例でもなく、新たな創造力を駆使し、自分たちの手で、住みよい社会を築き上げていくことにほかならない。
(引用) 「公務員の改革力」白沢節子著 株式会社ぎょうせい
「7次元からの感謝」K.J.深谷 ビジネス社