(事実)
ドラッカーは、「現代の経営」の中で次のように述べている。
「リーダー的存在であるためには、公共の利益が自らの利益を決定するといえなければならない。この確信だけが、リーダーとしての唯一の正統性の根拠である」
(気づき)
仕事は、誰に向いておこなっているのだろうか。見渡すと、上司の顔を見たり、予算の枠内で適当に済ませているケースもあろう。しかし、最終的には、企業もその他団体も、すべて社会の福利に貢献しなければならない。
(教訓)
民間企業ですら、公共の利益が求められてきている。
一企業が、一団体が、一個人が社会を築く。
そして、その個があつまり、国を作る。
国が集まり、世界を築く。
そのことをドラッカーは言いたかったのだろうか。
永続する社会、徳ある社会、優れた社会。これらの社会が実現されないと、私人の徳ばかり追及したところで実現されるものではない。
(宣言)
貧富の「格差」が問題になっており、新しい社会構造が誕生しつつある現代、私たち一人ひとりは、ドラッカーの言う「社会に貢献」を目的に活動していくことが、何より大切な時代に来ているのだろう。