2008年9月17日水曜日

経営 ヒポクラテスの誓詩

(事実)
昨日は、久しぶりにヒポクラテスの誓詩に出会った。
(気づき)
この誓詩は、医学に進むものだけでなく、プロフェッショナルを考える上で重要である。
プロフェッショナルの語源PROFESSは、「神に誓いを立てて、これを職とする」とある。
(教訓)
医を「仕事」、患者を「顧客」と読み替えて、日々の仕事にこの誓詩を生かそう。
(宣言)
私は、プロフェッショナルとして、「顧客主義」を念頭に仕事をしよう。

※参考
「企業は商品やサービスを通じて、あなたを100%満足させますという「誓約」を販売しており、顧客はその「誓約」を購入している。


ヒポクラテスの誓詩
1 医の実践を許された私は、全生涯を人道に捧げる。
1 恩師に尊敬と感謝を捧げる。
1 良心と威厳をもって医を実践する。
1 患者の健康と生命を第一とする。
1 患者の秘密を厳守する。
1 医業の名誉と尊い伝統を保持する。
1 同僚は兄弟とみなし、人種、宗教、国籍、社会的地位のいかんによって、患者を差別しない。
1 人間の生命を受胎のはじめより至上のものとして尊ぶ。
1 いかなる強圧に遭うとも、人道に反した目的のために、わが知識を利用しない。

このヒポクラテスの誓詩が浸透していれば、最近の話題でいえば、三笠フーズのような事件は起こらなかっただろう。私利私欲にはしり、顧客の安全性を考えない態度は、いかがなものか。

(引用)「ザ・プロフェッショナル」 大前研一著、ダイヤモンド社