2009年7月8日水曜日

2冊の本

今日は、2冊の本を読んだ。
1冊は、P・F・ドラッカーの「マネジメント」エッセンシャル版 ダイヤモンド社である。
この本は、分冊販売されている「マネジメント」のエッセンスを抜き出したものであるが、よく、必要な部分についてまとまっている。
この「マネジメント」という考え方は、なにも民間企業に限ったことでないとドラッカーは言う。公共機関、病院、そして非営利組織(こちらについては、「非営利組織の経営」ダイヤモンド社という本もある)など、あらゆる分野で効果を発する。

「基本と原則に反するものは、例外なく破綻する。」
この言葉どおり、マネジメントには、基本と原則が存在した。

本文中、三菱の創始者である岩崎氏にも触れている。日本贔屓であったドラッカーのおかげで、日本人読者にも読みやすい内容になっている。
また、マーフィーの原則に対抗して、ドラッカーの原則なるものを紹介しているところは、すこし微笑んでしまった。

いずれにせよ、名著であり、私にとって、一生手放せない本であることは、間違いない。

もう1冊の本は、「本当のお金持ちが知っているスピリチュアルな知恵」アーネスト・D・チュー著、ランダムハウス講談社である。
この著者は、投資銀行の取締役なので、投資の本かと思い、購入した。しかし、これは、タイトルのとおり、スピリチュアルな面からお金を捉えている面白い本だ。

一気に読み、その後、3回読み直した。テリー・シンタニ医師はいう。「豊かな心と健全な貯蓄プランについて述べたら、彼の右に出る者はいないだろう。彼は、伝説的な儒学者の子孫であるが、10億ドル単位の金を動かす投資銀行家という現代的な一面ももっている・・・(略)」

なるほど、この考えの根底には、中国の儒学の影響があるのかもしれないと感じた。彼は、著書の中で最近、世に出たポール・ポッツやROOM TO READのことなどにも触れている。

そして、彼の考えは、本文の一番最後にある「祈りの言葉」に凝縮されているように思えた。おそらく、彼は、この言葉を毎日、唱えていることだろう。マーフィーや中村天風などに匹敵するぐらい、力づ良い言葉だ。

この本は、不思議と、5月の爽やかな風をイメージしながら読み終えた。
そう感じるのは、私だけだろうか。

2009年7月7日火曜日

ワークショップ

今日は、「参加するまちづくり」伊藤雅春著 OM出版を読んだ。
この本は、ワークショップ手法について、色々と記載がある。
これからの時代、ワークショップ手法は、欠かせないものとなろう。これは、単なる「住民意見を聴く」という、行政の勝手な解釈だけではないと考える。
やはり、かつてイギリスの政治学者ブライスが述べたとおり、「地方自治は民主主義の学校である」という観点から、ワークショップは、まさに住民にとって、「学校」となるのだろう。
この本の中で面白いと感じたのは、「デザイン・ランゲージ」という考え方である。
施設の設計プロセスにおいて、はじめに「図面ありき」でなく、自由にイメージを語らせ、物語のように表現していく手法は、まさに、「本当に居心地の良い」施設づくりになろう。

デザイン・ゲームの提唱者ヘンリー・サノフはいう。「ワークショップは、キスと同じ」
つまり、ワークショップは、いくら考えても体験してみなければわからない。そして、一度してみると、もっと、もっとしてみたくなる。

地方分権社会へ近づくため。
この住民の意見は、今後、大いなる行政財産となることだろう。

2009年7月6日月曜日

ドラッカーは言う。

先日も、ピータードラッカーの本を読んで感想を記した。
そのドラッカーが「ポスト資本主義」に、次のように記している。

ばらまき国家は、自由社会の基盤を侵食する。国民の代表者たる者が、票を買うために、特定の利益集団を豊かにし、国民を丸裸にする。これは市民のコンセプトに否定である。

ドラッカーという人は、企業のマネジメントのみならず、政府、病院、NPOなどにも詳しい。
この人の書を読めば読むほど、我が国が抱えている様々な問題点が、過去に指摘されていることがわかる。

マネジメントとは何か、貢献とは何か、そして社会の構造変化とは何か。今一度、ドラッカーの文献を読見直し、再認識する時代に来ている。

2009年6月30日火曜日

プロフェッショナルの条件

今日は、久しぶりに「プロフェッショナルの条件」ドラッカー著 ダイヤモンド社を読んだ。
いつ読んでも、ドラッカーの言葉は、明快だ。
確か、ドラッカーは、哲学の分野にも精通していたと記憶している。
それをうかがわせる部分が、本書にも随所にあらわれている。
そのひとつが、「貢献」であろう。
「何が貢献できるか」ということは、ビジネスを行っていく上で、必須条件となる。
この考え方は、哲学とビジネスとの融合にほかならない。

また、本書には、次のとおり記述がある。
「みんなが昨日の仕事に忙しすぎる」
忙しいことに満足するのではなく、どれだけ成果をあげれたかが重要となる。

日々仕事に追われるのは、なぜ、追われているのかを自問する必要があろう。

これは、ドラッカーの入門書ということであるが、中身は重要な記述が多いように感じた。

フィッシュボーンノート術

最近、「フィッシュボーンノート術」 (駒井伸俊著 フォレスト出版)をよんだ。
私も、マインドマップは、好きになれなかった。しかし、このフィッシュ・ボーンは違う。
利点の一つは、書きやすく、すぐに実践ができるところにある。
もう一つの利点は、整然となり、理解が深めやすいところだ。

きけば、トヨタや日産、関西電力などでこのノート術が使われているという。
もう少し、はやく、知りたかったノート術であった。

そんなこともいっておられないので、私も早速試してみたが、やはり、このノート術は素晴らしいと感じた。

2009年6月13日土曜日

非常識な勉強法

あれから、たくさん本を読んできたのだが、ブログに感想がかけずじまいだった。
今日は、近くのBOOK OFFで衝動買いした「非常識な勉強法」川島和正著 アスコムを読んだ。
この本は、以前に読んだことがある。
彼の勉強法は、見習うべき点が多い。
確かに、的を絞り、その最短の道を探す方法などは、参考になる。
いかに時間を有効に使うのか。そのために、今、何をすべきなのか。
それが、この本には、書いてある。
田原総一郎氏が推薦というのもうなずけた。

2009年5月3日日曜日

地方自治が試される。

今日は、tvで中田宏横浜市長が出演していた。
話題は、新型インフルエンザ対策についてであった。

この中で、新型インフルエンザ対策は、「地方自治が試されている」旨の発言があった。
1996年にsarsが流行したときも、横浜市は、ワールドカップの中止を決めたという。
そこには、「感染してからは遅い」という判断があったという。

国のガイドラインやマニュアルだけでは、わからない部分があると中田氏はいう。
これから、日本でも新型インフルエンザの感染者が出ると予測される。

「地方自治が試される」という言葉を重く受け止め、自治体関係者は、判断を間違えぬよう、冷静に事を運んでいかなければならないだろう。

自分で奇跡を起こす方法

昨日は、「自分で奇跡を起こす方法」井上裕之著(フォレスト出版)を読んだ。
浅めの本で、読みやすかった。

この中で、井上氏は、奥さんの事故をきっかけに自己啓発の勉強を始めたと書かれている。
彼は、ナポレオンヒル著「思考は現実化する」に助けられ、良くても植物人間といわれた奥さんを見事に信念で立ち直らせ、自身もニューヨーク大学に留学するなど、信念の持ち主である。

また、彼は、私も好きなピータードラッカーにも触れている。これからの時代、マネジメントできない組織は衰退する一途であろう。

最後に出てくる詩も素敵だが、「中途半端な気持ちで何かが実現したことはありますか」という読者への投げかけは強烈だ。

ぜひ、機会があれば、一度お会いしたい人だと思った。

これからも奥様とお幸せに!

地方分権を想う。

先日、宮崎県の東国原知事と大阪府の橋本知事、そして、地方分権改革の本部長である丹羽氏が出演しているTVをみた。

両知事は、タレント知事として注目されがちであるが、私の見方は違う。一時の三重県の北川知事を彷彿させるような躍進ぶりである。これは、「改革」というよりも、「市民主権」という考えに近いからであろう。

橋本知事は、自分たちの方が「住民」が見えているとした。確かに、国主導では、国から県、そして市町村、住民という順番になろう。一方、地方分権型社会では、住民から市町村、県、そして国が補えない部分をカバーするといった構成になる。

国は、「国民」という言葉をよく使う。しかし、はじめに「住民」があって「国民」となる。

権限移譲と財政的なことは、本来、一体で議論されなければならない。確かに、高度成長期においては、国主導の行政運営が効果を発揮してきた。これは、認めなければならない。

高度成長期を終え、成熟期に入った我が国は、少子高齢化など多くの社会的構造問題を抱える。
また、中谷巌氏のベストセラーのとおり、「資本主義の自壊」というアプローチも必要になろう。

東国原知事が言ったとおり、日本は縦に長く、北海道から沖縄まで、様々な風土、風習が存在する。その地方地方にあった政策をいかに実現していくのか、また、効率よい財政運営をしていくのか。
「住民から委ねられた血税を、住民が満足いくサービスの提供をしていく」という、企業で言うところのCS(顧客満足)を追求してこそ、これからの行政運営の本質というべきものではないだろうか。

この両知事の今後の活躍が益々目から離せなくなったと思う、今日このごろである。

2009年4月13日月曜日

究極のサービスとは

今日は、残業して帰ったら、テレビを少し見ました。
その際に、「究極のサービスとは」という主旨の番組を放映していました。

ある、旅館では、笑顔を絶やしません。
そのために、従業員の名札に「私の笑顔は輝いていますか」と書いてありました。
なるほど、こうすれば、いつも笑顔でいなければいけませんね。

笑顔や笑いは、体の抵抗力を増すそうです。今では、笑いと医学を研究されてみえるかたも多くいます。やはり、笑顔は、コミュニケーション、健康など、万能の手段となりうるようです。

あと、感心したのは、大きな電気屋で一番の売り上げを誇るセールスマン。
お客さんの目線で話す(自分がしゃがむ)。お客の要望をひたすら聞き、聞き手にまわる。
そして、お客さんにベストなものを紹介する。
お車まで、運ぶ。そして、お客さんが立ち去るまで見送る。

このようなことが、サービスの神髄と言えるのだろう。

また、九州のメガネ屋では、「目にみえるサービス」を心がけている。
お客さんには、コーヒーやお茶をだす。
子どもがいたら、おもちゃなどをあげる。
金ぶち眼鏡などは、不要になったら、必要なところを取り除き、指輪などにかえる。

この店では、自分の誕生日では、休みになるという。
これは、誕生日は、自分のお祝いでなく、親に感謝するという先代の教えからによるものだ。

なにか、これらのことは、斎藤一人さんの考えに近いものがあると感じた。

2009年4月8日水曜日

講師

今日、人事から電話があり、今年度も新規職員に対して研修を行うことになった。
普通、2年で終わるところだが、私は、3回目の講師である。
光栄だと感じるとともに、大丈夫だろうかという心配もある。

やはり、普段、仕事に活かしていないことを教えるということは、なかなかプレッシャーだ。
でも、反対に、自分自身の勉強にもつながる。

年度初めでもあり、多忙な毎日だが、がんばろうと思う。

サービスとは

先日、ある方からO市の行政サービスについて伺った。
O市では、市長が代わってから、窓口の対応も違うという。

いつもなら、順番で待っているところを、職員がやってきて「本日は、どんなご用件ですか?」と聞く。
そして、「この件なら、すぐに職員を呼びます」といって、対応をしてくれたという。
その人は、今までの公務員感のイメージががらりと変わったという。

このようなサービスは、あまり経費をかけなくても実行できる。

究極のサービスとは何か。それを、もう一度考える必要がある。

これは、リッツカールトンにつながるものだと感じた。

2009年4月2日木曜日

部長のお言葉

昨日から、熱い部長が着任した。
本当に、熱い。

今日は、歓送迎会の場で次のようにあいさつをした。
・みんなが一つの方向に向かって、進んでいきたい。
 そのために、トップは、ブレない。
・部長室のドアは、可能な限り常にあけておく。
 だから、いつでも、中に入っていい。
・何かあれば、いってほしい。
 私もネットワークを持っている。

などであった。

久しぶりに、部長らしい言葉を聞いた。

さすが、できる人は、違うと思った。

2009年3月23日月曜日

良書とは

良書とは、長年、ベストセラーを築き上げてきた本のことを言うのだろう。
世界で一番のベストセラーと言えば、聖書であることはだれもが知っている。
しかし、ジョセフ・マーフィー著の「眠りながら巨富を得る」産能大学出版部刊は、昭和48年に初版となり、平成7年には33版となる。長く読み続けられている1冊だ。
わたくしが、ジョセフ・マーフィーと出会ったのは、もう15年以上前になる。その時の精神的な落ち込みは、相当なものであった。その後、いろいろマーフィー理論には、助けていただいた。

それが、急に、昨日の勝間氏の本を読んだ中に、神田昌典氏のことが書いてあったのを、近くの古本屋に立ち寄ったときに思い出した。
神田氏は、「非常識な成功法則」フォレスト出版を執筆された方で、勝間氏とも親交が深い。私も過去に神田氏の本を拝読したことがある。そのなかで、神田氏が当時の上司に「マーフィーの法則って本当ですか」ときいたら、「本当だよ」とかえってきたことが書かれていた。そのことが昨日、ふと蘇り、マーフィーの本が読みたくなった。
そして、速読して、内容が厚い本であったが30分ぐらいで一気に読んでしまった。上記の本を読んで感じたことは、最近の自己啓発本は、「信念を持て」と書いてあっても、なかなか急に信念を持つことがむずかしい。なおさら、ネガティブな状態では、いきなりポシティブシンキングしなさいといわれても、心がついていかないことがある。その点、この上記の本は、具体的なアファメーションともいうべき言葉がたくさん掲載されている。さすがに昭和48年ということもあり、古い表現があるかもしれないが、その点は気にせずにみると、一気に、ポシティブシンキングの世界に引き連れていってくれる。

勝間氏は、昨日の本の中で、過剰なポシティブシンキングはどうかな?みたいな記述があった。確かに一理ある。しかし、マーフィーの本は、そんなこと関係なく、読めば読むほど、ポシティブな世界に引き連れていかれる。久しぶりに読んだが、マーフィーの原書の威力を思い知らされた。いくつかの言葉を自分のものにしたい。そう思えた1冊であった。

(引用)非常識な成功法則 神田昌典著 フォレスト出版

2009年3月22日日曜日

勝間氏を支えた言葉

今日は、「起きていることはすべて正しい」勝間和代著 ダイヤモンド社を半分程度読みました。
勝間氏の著書は、大体読んでいるつもりです。

この本は、今までの集大成といってもいいのではないだろうか。
私も、数日間、仕事の関係でブルーなときをすごしていた。ちょうど、その時、この本に出会うことができました。
「起きていることは、すべて正しい」と肯定し、その出来事から何が学べるかを考える必要があるということなのだろう。

勝間氏は、潜在意識の力を使い、資格を取得し、苦手意識を克服してきました。
勝間氏にも不遇の時があったのです。

その言葉は、「私は毎日、あらゆる面でよくなっていく。ますますよくなっていく」という言葉でした。
確か、マーフィーの著書にも、似たような言葉が掲載されていたと思います。
また、オグ・マンディーノの書いた物語にもこの言葉は、紹介されていました。

勝間氏は、毎日寝る前にこの言葉を吹き込み、寝る前に聞いていたといいます。

大変力強い言葉であるとおもいました。昨日読んだ本にも、「良書は繰り返し読め」とありました。
この本も、繰り返し、読みたい1冊となりました。

また、フォト・リーディングや英語の勉強法など、従来の著書に記述があったことにも触れ、復習の意味でも参考になりました。

これからは、女性の時代です。これからの不況の時代、確か最近、勝間氏も首相に呼ばれて、経済対策についての意見を求められたと記憶しています。
「日本をよくしたい。」その思いは、私も持つべきだと思いました。


勝間氏の、今後のご活躍をご祈念いたします。
ありがとうございました。

I was encouraged by the Katsuma said.
(引用)「起きていることはすべて正しい」勝間和代著 ダイヤモンド社

2009年3月21日土曜日

ジェームス・スキナー

今日は、「成功の9ステップ」ジェームス・スキナー著 幻冬舎を読み始めた。
彼は、かの有名な7つの習慣を日本に紹介した人物だ。

早稲田大学へ留学しただけあって、日本に関する記述もたくさん出てくる。

彼は、著書の中で1963年のキング牧師がリンカーン記念館で語った言葉を紹介している。

「私には、夢がある!」

その言葉は、最も強烈なものでもあり、聴衆を惹きつけた。

また、彼は、健康に関して、かなりの知識を持っている。
何事にも、まず、健康第一である。
わたくしも、ジューサーを買って、野菜ジュースを試してみたくなった。

さらに、彼は、日本の「言霊」にまで言及する。
日本に造詣の深い彼ならではの著書であろう。

言葉の発する威力・・・。これは、想いが入ることにより、現実となる。
だから、普段何気なく発する言葉には、気をつけなければならない。

しかし、なんとポシティブな気持ちにさせてくれる1冊であろう。
彼のセミナーは、いつも満員であるという。
わたくしも、機会があれば聴講してみたいものだ。

新しい春に、ぴったりの1冊であった。

(引用)「成功の9ステップ」 ジェームス・スキナー著 幻冬舎

2009年3月15日日曜日

I will pray for her happiness.

以前、テレビを見て、のり子さん一家のことを知った。
そして、強制退去処分を受けたフィリピン人カルデロン・のり子さん(日本生まれ)の一家は、のり子さん一人を日本に残して、来月13日に両親が帰国する意向を東京入国管理局に伝えたという。
「日本を母国。日本が大好き」と言ってくれたのり子さん。

私から、申し上げることは、ただ一言。

I will pray for her happiness.

若くして、乳がんで亡くなったかたも、普段、日常にあふれていることが幸せだと語っていた。

「幸せであること」「人を愛すること」そして、「生きること」。私も、年を重ね、最近、そんなありふれてい
るけど、大切なことを意識するようになった。

私も、まだまだ人間ができていないが、これからの人生、日々、あらゆるものに感謝をしたいと思う。

As the world is filled with love. All the children, to our happiness. March 15, 2009

2009年3月14日土曜日

資本主義はなぜ自壊したのか

本日は、「資本主義はなぜ自壊したのか」(中谷巌著)集英社インターナショナルを購入した。
購入前から、これほどワクワクしたのは久しぶりだ。
以前から気になっていたのだが、ようやく購入できた。

これは、構造改革の急先鋒であった中谷氏の「懺悔」と「日本」再生への提言が盛り込まれている。
まだ、序章しか読んでいないが、グローバル資本主義の欠陥などが書かれている。
世界金融経済の大きな不安定要素、格差拡大機能、地球環境汚染・・・。
これらは、グローバル資本主義の欠陥であると中谷氏は、いう。

地方における格差拡大は、日本も確実に進んでいる。
非正規雇用の問題は、世界同時不況の影響から、日本にも無職者が街にあふれだしている。

これからの資本主義は、どうあるべきか。

はやく、この本を読み終え、自分で答えが出したいものである。

(引用)資本主義はなぜ自壊したのか 中谷巌著 集英社インターナショナル

2009年3月12日木曜日

民主主義の復権

本日は、並河信乃氏のレビューを読ませていただいた。
彼は、行革フォーラム代表であり、拓殖大の客員教授でもある。
そのなかで、行政改革の問いがあった。
彼は、「それは単に財政を縮小させることではない。時代の経過とともに制度疲労をおこしている戦後民主主義を見直し、復権させることだ。」とあった。
民主主義とは、国民主権・市民主権が確立さえること。市民が意思表示をして、決定権を持つことである。
具体的に、彼は、「政治」「市場」「地方」で市民が意思表示・意思決定できるような社会システムに変えることであり、そのために、中央省庁の権限を移していくプロセスであると定義づけた。

まさしくいま、「地方分権」というキーワードが存在するとおり、国の集権的なものから、地方自立への道を歩む必要があろう。
それは、少子高齢化社会問題、格差社会など、我が国の構造的な変化に伴う、必然的に要求されてきた流れではないだろうか。

真の民主主義というと、リンカーン大統領の次の言葉を思い出す。

government of the people, by the people, for the people.

行政改革と民主主義の復権。

そこに忘れていけないのは、国民であり、住民の存在であろう。

(引用) ガバナンス2009.3 、ぎょうせい

2009年3月11日水曜日

PFI

今日は、奥野信宏著「地域は『自立』できるか」(岩波書店)を読んだ。

奥野氏は、これからの社会資本について、1有効な利用・活用、2効率的整備、3長く使うことが大事であると述べている。

また、PFIを取り上げ、第3セクターとPFIの違いは、リスク管理にある(つまり、PFIは、リスク分担と管理責任が明確化している)ことをあげている。デメリットとしては、行政に現場の技能継承者がいないことをあげている。

ただ、行政にプロフェッションが必要かという議論もしなくてはいけない。「民間にできることは民間に」の世の中だからこそ、行政職員はどうあるべきかを考えていかなければならない。現場の技能承継者は、果たして本当に必要だろうか。
これからのプロフェッションに求められるのは、コーディネート力であると感じるのは、私だけだろうか。

2009年2月23日月曜日

好況よし、不況さらによし

(事実)
かつて、「経営の神様」と言われた松下幸之助は、「好況よし、不況さらによし」といった。
(気づき)
危機の時でもうろたえないようにとした言葉である。
不況というピンチから、学ぶ経営者も多いことだろう。
(教訓)
PHP総合研究所の江口氏は、「リストラをする場合は、まず経営者がやめる」と言っている。経営者も弱者を切り捨てるだけではいけない。

我が国の生活が豊かなのに、それに満足できないということは、一人あたりのGDPが低いことや、「失業」という問題があるからであろう。
「失業」とは、当然のことだが、職がないことである。現在、失業者が、巷にあふれている。これは、もはや個人だけの問題でない。「失業」するのは、人間であり、個々の生活が一変してしまうからだ。個人のだけの問題にしては、影響が大きい。
(宣言)
この不況の折、職に就いているものは、まず、勤労のありがたみをかみしめるべきであろう。また、その勤労が、単なる自身の生活のためでなく、社会のためになることを知るべきであろう。また、弱者を助けるべきであろう。

もう、春が来ている。好況だろうが、不況だろうが、いつの世も桜は咲く。もちろん、淡い色を見せる桜の花は、今年も咲くことであろう。桜の花が万人に好まれるのは、短期間しか咲かないという「儚さ」によるものか。その儚さを人間も併せ持つ。

不況の時、今一度、誰のせいにすることもなく、「好況よし、不況さらによし」と唱え、知恵を出し合えば、いずれ好況になるだろう。今まさに、その冷静さとパワーが必要であると感じた。

2009年2月20日金曜日

たばこについて思う

今日は、たばこの健康被害について、話をした。
たばこは、ヘビースモーカーからいえば、まさに「煙たい」話である。
しかし、受動喫煙によって、健康を害されるかたがいるのも事実だ。
先日も、すれ違った車の父親はたばこを吸い、隣に子供が乗っていた。
その子どものリスクを考えると、胸がいたむ。
これからは、たばこについて、真剣に議論がなされるべきであろう。
日本は、WHOにも調印をしている。
これによれば、たしか、公共施設などは、2011年から全面禁煙になるという。

健康とは、確かに哲学である。
それぞれ、個々の人間が選択をし、健康的な生活を送ればよい。
しかし、たばこは煙が出る。
周りの人達にも健康被害が及ぶ。

医療費高騰などの諸問題がある現代、スモーカーと非喫煙者が相互に、たばこについて真剣に議論すべき時代が到来しているのだろう。

2009年2月18日水曜日

与えること

(事実)
今日は、「お金持ちの法則」(ジョー・ヴィターレ著、白川貴子訳、株式会社VOICE)を読んだ。
(気づき)
確かに、この本の副題である「豊かさは、与えたものに比例する」のとおり、与えることの大切さを説明している。
(教訓)
与えることは、最近、意識をしているところである。しかし、他の本にもでてくるような「見返り」を期待していはいけない。
(宣言)
「私は、何の見返りも期待せず、寛大に、つねに歓びにあふれて、無心の心で与えているだろうか?」という問いは、常に自分自身に問いかけたいと感じた。

これは、自分が他人のために何を奉仕できるのだろうかという問いかけでもある。そうすれば、他の欲にとらわれることなく、生きている価値を見いだせるのではないだろうか。

付加価値と顧客満足

(事実)
今日は、湯浅教授と話をした。
現在、不況である。その不況の中で、サービスを提供していくということは、単なる商品であってはならない。また、価格競争ばかりを追い求めてもいけない。
(気づき)
たとえば、60歳以上をターゲットにする商品を開発するのであれば、その商品がなぜ優れているかを説明しなければならない。
また、ワンポイントアドバイスではないけれど、毎回、違った観点から商品を説明しなければならない。 そういった、何かしら付加価値を常に考える必要がある。
(教訓)
60歳以上は、ウンチクを語りたがる。だから、ひとつでも、「ためになった」と思えるような知識を提供していく必要があろう。
(宣言)
今日の話の内容は、今後の商品開発に生かそうと思う。また、自分たちが持っている資源を組み合わせて最大限の効果を発揮できるようにとのお言葉もあった。
確かに、その通りだと思う。この考えは、ピータードラッカーに通づるものがあると感じた。

2009年2月16日月曜日

子どもがいない

日本の人口減少が止まらない。
少子化も高齢化も世界一であるという。

すでに、2005年から人口減少が始まっていることは、以前、のべた。
このままいくと、350年後には、日本人は一人もいなくなるという。
ただ、国際結婚は急増している。そもそも、「国際結婚」という言葉があるのは、日本だけだという。これから、人口減少が続く中、少しでも「年少人口を増やす」ことが求められる。
また、結婚の4組のうち1組が再婚者であるという。離婚した者の3割が再婚する計算になる。「非婚化」の現代、少しでも次代の日本を背負う子どもたちを増やすためには、少子化対策を全般に推し進める必要があろう。
国も妊婦検診の無料化などに踏み切っている。また、ライフスタイルの変化に伴い、共働き世帯も増えている。共働き世帯の平均実収入は、月47万円にものぼるという。お金はあるが、子どもを預ける場所がないのでは、真の少子化対策にならない。

その一方、世界に目を向けると、産まれてすぐに亡くなる子どもたちが後を絶たない。
また、食糧不足により、餓死する子どもたちも多い。
同じ人間として誕生し、祝福されてこの世にあらわれた尊い命。

一人でも、多く救ってあげたいと心から想う。


一部引用:新版データで読む家族問題 湯沢雍彦、宮本みち子 日本放送出版協会

2009年2月2日月曜日

脳にいいことだけをやりなさい

(事実)
昨日は、「脳にいいことだけをやりなさい」を読んだ。
茂木健一郎氏が翻訳を担当している。
(気づき)
今までの引き寄せの法則の総集編のような感じであった。
(教訓)
瞑想法などは、脳内のリフレッシュにもつながる。
ストレス解消や引き寄せの法則など、今まで出会った事柄も多いが、参考になることもある。
(宣言)
実生活に役立てていきたいと感じた。

2009年1月25日日曜日

クルーグマン

今日は、サンデープロジェクトでノーベル経済学賞受賞のクルーグマン氏が出演した。
オバマ政権は、これから、74兆円に上る経済対策を行うという。
これは、減税と公共事業が主である。
これにより、400万人の雇用を作っていくとしている。
クルーグマン氏は、これに50%上乗せしなければとの提言をした。

今回のアメリカの例は、日本のバブルに似ている。
原因は、金融システムの暴走が主たる原因であろう。
クルーグマン氏によれば、アメリカのBIG3も存続が危ういという。
ただ、政府をあげて、消滅することを回避していかなければ、100万人にも上る失業者を出すという。

クルーグマン氏は、景気回復まであと2年くらいかかるという。

オバマ氏は、就任直後から難題を突き付けられた形だ。しかし、景気が回復するのを見届けるのも彼ということになる。

オバマ氏の支持率は、68%と非常に高い。歴代の大統領の中では、ケネディに次ぐ数字だという。

これからのアメリカに、大いに期待したい。

2009年1月18日日曜日

景気は回復するのか

(事実)
今日、サンデープロジェクトを見た。
最後は、伊藤忠商事会長の丹羽氏である。
(気づき)
丹羽氏は、私も何冊か本を拝読しているが、非常に指摘が鋭い。

丹羽氏は、田原氏が「会社が株主のものになった」といった主旨のような質問をしたら、「会社は社会のためにある」といった。
そこに、顧客のため、従業員のため、社会全体の発展のためという概念がでてくるという。
まったく同感である。

これは、企業に限ったものでない。行政や政府、NPO団体など、すべてのものに当てはまる。すべての機関は、社会的責任をおっている。

牽いては、それらの活動が、社会全体の発展に寄与することが何より求められるからだ。

また、日本的経営は、チームを大事にするという。
非正規社員のうち、65%は、パートかアルバイトであるという。また、年間所得は、税金の扶養控除の関係で、100万円に抑えている人が多い層となっている。
しかし、所得に関係なく、これらの正規と非正規がチームづくりをして、よりよい仕事の環境づくりをしていくことがもとめられる。

(教訓)

丹羽氏によれば、今の景気は、必ず回復するという。
これは、人口が増加して、減退することがないからだという。

人間とは、その衣食住の活動をする上で、必ず経済が活性化する。

アメリカの車製造業においても、車の買い替え年が15年というサイクルであることから、必ず車は、売れるという。ただ、在庫が多いことにより、ダブつきが生じている。

だから、必ず、景気は下がりっぱなしで終わらない。
(宣言)

現在、我が国は、先進国特有の人口減少問題を抱えている。

丹羽氏は、中国が既に動き始めているという。

中国が日本の市場と思う。
アジアも日本の市場と思う。

「内需拡大」といったとき、我が国だけでなく、中国なども視野に入れて考える。

このグローバルな視点には、私も同感した。

これからは、このような視点も頭に入れていきたいと思った。

2009年1月13日火曜日

プロフェッショナルとは

(事実)
本日は、残業だった。帰宅直後、何気なくNHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」をみた。
今回は、旧名田庄村の診療所医師、中村先生だった。名田庄には、昔、知り合いがいて、懐かしくテレビに見入った。
彼は、地域医療のプロフェッショナルといえるだろう。
(気づき)
彼は、自治医大卒業後、名田庄に赴任した。ところが、彼は、ある患者さんがクモ膜下出血になったのを見逃してしまう。クモ膜下出血は、頭が痛くなるのが普通だそうだが、その患者は肩が痛かったらしい。このケースでは、気付かないのも無理がない。彼は、総合病院からの帰り道、その患者家族に「誰にでもある、お互い様だ」という言葉に救われ、地域医療に残る決断をしたという。

この信頼関係は、一朝一夕でできるものではない。医師と患者の関係は、ともすれば、単なる人間的な関係がなく、終わってしまうものだ。そこに、血は通っていない。あるのは、患者を義務的に見る医師と他に頼るものがなくて、仕方なく診てもらう患者だけだ。

地域医療の大切さは、やはり、「血が通う」ことであろう。旧名田庄の中村先生は、介護、保健、そして医療を結び付けようと考えて、実際に行動している。その結果、デイサービスで起きたケースが、医療で役立つこともあるという。

(教訓)
「自分一人しかいなくて、頼られるからここにいる」といった、中村医師。それは、プレッシャーではなく、喜びである。たくさんの患者さんの顔やその家族の顔も放映されたが、彼を見るまなざしは、単なる「知りあい」としてみるものではない。彼と患者の関係は、家族以上の繋がりを感じた。

また、彼は、「これから恩返しをする番だ」と語った。彼は、「奉仕」という言葉の意味を知り、実践し、そしてその先にある「喜び」に至っているのだと感じた。

(宣言)
医療崩壊が叫ばれて久しい。それは、国、地域、医師、患者などがそれぞれの立場で真剣に考えていかなければならない問題だ。

 「病ではなく、人を診る」、「その人らしい生き方を支える」、が彼のポリシーだ。このポリシーが、もしかしたら、医師側からの視点による医療崩壊を食い止める一助になるのかもしれない。 それは、本来の「患者本位」の医療実践をすれば、患者や国・地域が同調して動くと考えるからだ。

また、番組最後の定番クエスチョン、つまり「あなたにとってプロフェッショナルとは」との問いに、彼は、例え事態が悪くても、それを受け入れる。ひいては、それをプラス思考のレベルまでもっていくという主旨の回答をした。

現在自分のおかれている環境や立場から、何が人に与えられ、奉仕できるのか。その結果、どのような素晴らしい結果が待っているのかを教えてくれた。その素晴らしい結果とは、村民の平和で安心した笑顔であったように思う。人のために役に立つこと。これ以上の喜びは、人間にとってないのではないだろうか。

とにかく、総合病院で外科医に進むという道を捨て、地域に残った中村医師にエールを送りたい。

今後の中村医師のさらなる、ご活躍をご祈念申し上げます。


 

2009年1月12日月曜日

自己成長 賢者のプレゼント

(事実)
本日は、「賢者のプレゼント」ロビンシャーマ著、株式会社ビジネス社(最後に一部引用)を読んだ。
最近、この類の本を読み漁っている。これは、仕事面で感ずることがあるからだと思う。
(気づき)
しかし、この本は、そんな仕事面で起こる不遇なことを教えてくれた。
また、マイケル・ボルダックに続いて、この本が読めたことは、ありがたいことだ。
これも、シンクロニシティなのか。
(教訓)
この本では、「許し」についても、なぜ「許し」が必要なのかを教えてくれた。
また、不遇なときにマイケル・ボルダックは、「ここからどんなギフトが贈られたのかをかんがえるとよい」旨、記載があったが、実際にそれを裏付けるものがなかったように思う。
その点、この本は、なぜ人生に起こったことは、すべて意味があるのかということを具体的に解説してくれている。
(宣言)
ロビンシャーマは、ビジネスと人生におけるリーダーシップを説く、世界有数の専門家である。この本の主人公であるジャック・バレンタインを通じて、今回は、勉強をさせてもらった。
また、この本は、さまざまな意味のある言葉を紹介していた。
私が迷った時は、またこの本を読み返し、ジャック・バレンタインとともに、これからの人生を歩んでいきたいと思った。

最後にウッドロー・ウィルソンの言葉を残したい。

「あなたたちは、生活のためにここにいるのではない。世界をもっと豊かに、もっと大きな構想のもとに、希望と達成の精神を持って生きられる場所にするためにここにいるのだ。世界をもっと豊かにするのが、あなたたちの務めであり、その使命を忘れていしまった人は、貧しい人間になるだろう」

このような考えがすべての人類にあれば、今もなお、尊い命が奪われる戦争が起こらなくなるだろう。
子どもたちが犠牲になることは、なくなるだろう。
また、飢えに苦しむ人たちもいなくなるだろう。
現在、我が国も不況により、多くの人が住居すら失っている。

私利私欲でない。現代は、特に自分はなにかを思い出し、世のために働くことが何より求められているのでは、ないだろうか。

マザーテレサはいう。「あなたのところに来た人が去る時は、前よりもよく、幸せになっているようにしなさい」と。

2009年1月7日水曜日

自己成長 目標を達成する技術

(事実)
本日は、マイケル・ボルダック著「1063人の収入を60日で41%アップさせた目標を達成する技術」(フォレスト出版)を読んだ。
このマイケルは、複数のアメリカ大統領やダイアナ妃、ジョージ・ソロスなど世界的なリーダーをコーチしたアンソニー・ロビンスの下で仕事をして、現在、世界のトップコーチになった人物である。また、マイケルが7歳の時に父が母を殺したという経験から、世界のトップコーチになるに至ったことで、自分自身の経験を踏まえて著しているのが参考になった。

(気づき)
この本によれば、毎日、パワーアップクエスチョン、成功のイメージング、インカンテーションをやりなさいとある。先日、「信念の魔術」C・Mブリストル著 (ダイヤモンド社)を読んだが、その実践編ということか。

(教訓)
この本には、次のようにある。
「変われる人と変われない人の違いはなにかというと、変わらなかったときの将来の痛みと、変われた時の将来の喜びを、今しっかり感じることができるかどうかなのです」
なるほど、とおもった。

(宣言)
この本に書いてある技術を試したくなった。ぜひ、この本にもあるように行動を起こしてみたい。

この本は、本屋で立ち読みできる量であったが、読み返すにつれ、その奥深さに気づかされる本であった。現代の「it works」ということか。

この本は、現在ベストセラーになっているという。私の重要な1冊になるであろう。

2009年1月2日金曜日

Happy New Year

We wish you a Happy New Year.We families were able to receive a peaceful New Year this year.We wish to express our gratitude for this.

There are children sacrificed in the war last year if the world is paid attention. Moreover, there are children who suffer from
hunger.Children create the future. The color etc. of the nationality and the skin are unrelated.

We should unite into one.Children's smiles are valuable properties.A lot of love to children. It builds the peaceful future.

We pray that this year is a peaceful year for children.


January 1, 2009